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お嬢な暮らしと芦屋のこと


by yuko-nagai

緑と青にまつわるお話

カラーコーディネーター養成講座を受講しているとき、
色彩学、色彩心理学、商品開発、パーソナルカラーの4本柱が年間の授業の中身で、
それぞれその道のプロが講義をしてくださいます。
個性的な先生ばかりで刺激的な1年間でした。

その中で色彩心理学の授業のカリキュラムに、塗り絵の時間がありました。


義務教育の期間でしか、水彩絵の具なんて触ったことがないのに、
カラーコーディネーター養成講座受講お申込をする際に、
テキストブック、カラーチャート、そして水彩絵の具 このセットを購入。

「何がはじまるんだろー?」 水彩絵の具の使い道がよくわかりませんでしたが、
「色彩心理の時間で使うのでー」と説明をいただき、「ふーん」

水彩絵の具を使った授業(体験)がはじまります。

何も書いていない静物の輪郭さえも描かれていない真っ白な紙(A3サイズ)をはじめて目の前にしたときタジタジしました。
落ち着かないというか、目の持っていき場所がないというか。

「なんでもいいので自分の気持ちを色を使って表現してください。」
 アートセラピーを主宰されている先生に導かれ描き始めます。

「きれいに描けるのだろうか?」と咄嗟に思います。
「上手に描かないといけない。」と思い込んでしまうのです。

「どの色をどうゆうふうにして塗ればいいのだろうー?」 手を止めて悩みます。


最初私は水色(明るい青色)を使って丸を描いたりチェック柄にしたり雲を描いたりしていました。だんだん慣れてきたころ、こちらを向いている人の姿をテキスト代わりにいただき洋服の色を塗りました。こちらを向いている人は私なのか?他の誰かなのか? そのときも水色。
青色と白色ばかり絵の具が減っていきます。

同じ教室の生徒さんと「どうしてこの色を塗ったのか?」をそれぞれお話をします。
過去の反省や将来への期待、今日の心境などそれぞれの気持ちが色と共に伝わってきます。

私が何を話ししたのかはっきりと思い出せないのですが、
「今はひたすら水色が気持ちよく感じます。」みたいなことを言ったように思います。


単色で塗り絵をしている他の生徒さんもおられたように思いますが「もう1色組み合わせてみましょう。」といわれたとき、組み合わせた色が緑色でした。

水色と同じくらいトーンの明るい緑色。この2色を配色して眺めていると気持ちがすーっと流れていくような感じになりました。
色を見て気持ちよい、慰められる、心が穏やかになる そんな心境です。


配色方法で言えば「類似色相配色」
色相環のなかで近い場所にあるいわゆる似たもの同士の2色です。

水色にピンクをあわせるとヨーロッパっぽい、オレンジをあわせると軽快な感じがするし
水色に白も清々しい。カラーチャートを使った色の組み合わせは縦横無尽に広がるけれど、

【緑と青】  この2色の組み合わせが今も好きです。私らしい表情を持っているなと思います。

緑と青にまつわるお話_b0104884_1115538.jpg



☆この写真は下記のHPからいただきました。
【プロカメラマン撮影のフリー写真素材・無料画像素材のプロ・フォト】
 http://pro.foto.ne.jp
by yuko-nagai | 2010-07-27 15:21 | ダイアリー